アーバンリサーチが「iBeacon」と3Dプリンタを活用したオムニチャネル

アーバンリサーチは3Dプリンタと情報発信端末「iBeacon（ビーコン）」を融合した情報発信を、2014年11月22日にオープンした「グランツリー武蔵小杉店」で開始しました。スマートフォン向けアプリ「UR STYLE」から情報を発信し、オムニチャネル戦略にも注力します。「ビーコン」は実店舗に入るとクーポンが手に入るなどのサービスが受けられる、iOS7から新たに搭載された機能です。クーポンサービスなどを50万ダウンロードを突破している「UR STYLE」ユーザーに向けて発信します。
他にも3Dプリンタを使って「グランツリー武蔵小杉店」の店長のフィギュアを作成し、「ビーコン」を埋め込みました。店頭に設置して、来店者に情報を配信します。「UR STYLE」をダウンロードしていると自動的に情報を取得する仕組みとなっていて、店員目線でまとめている周辺のショップやカフェなどの街のオススメスポット情報が配信されます。武蔵小杉店ではオンラインショップ限定の商品の販売や店頭での先行予約販売も行います。オンラインショップとの関係性を重要視していて、オムニチャネル戦略も今後強化していくかもしれません。

今回のサービスは、博報堂DYメディアパートナーズとコスモ・コミュニケーションズが提供している「教えて！びい子」を活用しました。クーポン情報や街のグルメやショップ、公園といった周辺スポットの情報をまとめています。

 

ECサイト業界でも話題のオムニチャネルですが、まだ成功している絵をいうものが具体化されていない状況です。大手からの参入が、今後どのように中小のECサイトの具体的な価値のある売上増加施策になるにはもう少し時間がかかりそうです。

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